FUNERAL FOR A FRIENDの
突然の解散宣言に唖然…



2週間前のことになる。現在発行中のGrindHouse magazine Vol92の締め切り後半戦とガチで戦ってるただ中の9月14日、なんの前触れもなく突如、FUNERAL FOR A FRIEND解散の一報が駆け巡った。寝耳に水だった。その一報を目にしたときはまさに唖然・茫然だった。GrindHouseとして、また自分個人としての彼らとのつき合いは長い。今年で12年にもなる。そして、なによりも通算6枚目の前作『CONDUIT』(2013年)から弊社GrindHouse recordingsの所属アーティストだ。2013年1月には弊社の招へいで再来日してもらい、good evening with…FUNERAL FOR A FRIENDのタイトルのもとに東京の渋谷 CLUB QUATTROでいち公演やってもらった。実は今だから話せるのだけど、7枚目の新作『CHAPTER AND VERSE』発売のタイミングで再来日の話を水面下で進めてたとき、PUNKSPRING 2015参戦の話が急浮上した。前々からPUNKSPRINGにはぜひ出てほしいと思ってたので、話を進めたのだけど、タッチの差でFUNERAL FOR A FRIENDのUKツアー日程が決まってしまい、それとPUNKSPRING 2015開催日が完全に被ってて泣く泣く断念した、ということがあった。今、こうして解散宣言が成された今、やはりあのときPUNKSPRING参戦を決められてれば、と悔やまれる。

FUNERAL FOR A FRIENDが2003年に『CASUALLTY DRESSED & DEEP IN CONVERSATION』でメジャーデビューしたとき、イギリスのロック誌、メタル誌はこぞって彼らをたたえ、「超大型新人バンド、ついにデビュー!」とブチ上げた。初来日もデビューから早い時期に実現し、PUNKSPRINGの前身春フェスとも言えるMAGIC ROCK OUT 2013に参戦した。前回の来日を含め計9回日本の地を踏むなど、日本にもっとも身近で親しみのあるポストハードコア/スクリーモバンドだ。THE USED、STORY OF THE YEARと並んで、ポストハードコア/スクリーモという造語を広め、浸透させた立役者バンドでもある。マット・デイヴィス(vo)のややブラックなジョークをはらんだやり取りが最高で、日本に留まらずイギリスやアメリカまで追っかけてライヴを観たり、対面取材したりしたのはそんなに昔のことじゃない。自分のここまでのキャリアにおいて絶対に欠かすことのできないバンドのひとつであることは間違いない。

来春のワールドツアーをもって、FUNERAL FOR A FRIENDは15年のキャリアを閉じるそうだ。そのツアーの一環でどうか“最後の来日”が実現してほしいものだ。

なお、ここにあるグループショットとマットのピン写真は2013年1月に来日したときに開演前に会場で撮影したものだ。写真左からリチャード・バウチャー(b)、マット、ギャヴィン・バーロウ(g)、パット・ランディ(ds)、クリス・ロバーツ(g)。ご存知のとおり、パットは新作制作に参加した後に脱退、現在はMODESTEPの一員で、今夏のサマソニで来日してる。

Be pure!

2015年9月30日
有島博志
photography by Masanori Naruse


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