FEAR AND THE NERVOUS SYSTEM小ネタ




日々、余裕のない生活を送るのってヤだね。

KORNのマンキー(g,vo)先導・主導による別バンドFEAR AND THE NERVOUS SYSTEMの
デビュー作『FEAR AND THE NERVOUS SYSTEM』をGrindHouse recordingsより日本先行で
発売したのが、今年8月のこと。そのときの電話取材で、マンキーがバンド名の由来はここから
インスパイアされた、と言ってたのが、映画『血を吸うカメラ』(‘60年/原題『PEEPING TOM』)。
もう50年以上前の作品ながら、廉価でDVD化されてるので早速購入した。

あれから3ヵ月半…そのDVDをようやく観ることができた。いくら余裕がないとは言え、
1本のDVD観んのにどんだけ時間かかってんだよ、オレ(汗)。ま、途中そのDVDの
存在すら忘れかけてたこともあんだけど…。

『血を吸うカメラ』、一言で言えばカルトなサイコ・スリラー映画。故・巨匠アルフレッド・ヒッチコックが
描いたスリラーの世界に近いかも。ただ、ストーリーはちょいといっちゃってる感がある。舞台はロンドン。
幼い頃のトラウマが原因で、覗くことでしか性的欲求を満たせないという歪んだ性癖を持つ主人公が、
その性癖をどんどんエスカレートさせていく。覗きながらその光景を撮影する、その撮影の様子を見る、
それを他人に見せる…そして最後は死の寸前の表情を撮影することを好むようになった、というものだ。
この主人公が言うセリフに「…fear and the nervous system…」が出てくる。マンキーもこう言った。

「主人公が幼い頃、心理学者だった父親に実験され、『FEAR AND THE NERVOUS SYSTEM』なる
本を3冊書いたっていうシーンが出てくるんだ。主人公が好意を寄せてた階下に住む女性に説明する
ところで、“これが父親の書いた本だ。子供の頃にオレに対して行った実験について書かれてて、
題名は『FEAR AND THE NERVOUS SYSTEM』っていうんだ”って言う。その本はいろんな実験の
シナリオに使われ、人々を怖がらせる。どういうシチュエーションを人間が最も怖がるか、みたいな実験でね」


いわゆるスプラッター系ホラー映画じゃない。だから血も一滴も出てこない、“無滴”だ。だから
そういう類の映画は絶対NGと言う人にも観てもらえる。それなりにおっかないし、ヘンなストーリーも
面白い。発言内容からもわかるように、マンキーはこの映画を何度も観てるフシがある。ぜひ。

なお、映画の原題のpeeping tomはスラングで“覗き魔”という意味だ。

まだまだ観れてないDVD(映画やライヴ作品)が家にた~くさんある。
そのすべてを年内に観られることを願って(苦笑)。ってか、mustだろ…。


2012年11月26日
有島博志