次作はカンチョー・アルバム!? 
とにかく親日なランディが語る…

およそ2年ぶりの来日となったKNOTFEST JAPAN 2014でも、
まさに驚異的なパフォーマンスを披露したLAMB OF GOD。
終演後、短い時間だがランディ・ブライズ(vo)にインタヴュー
を行った。TRIVIUMのマシュー(vo,g)に負けない親日派な
彼の頭は観光でいっぱいだったようだけど(笑)、こちらをおちょ
くりつつも、質問にはちゃんと応じてくれた。

――LAMB OF GODのライヴが始まる直前に、LIMP BIZKITのフレッド・
ダースト(vo)のインタヴューがあったんですけど、「LAMB OF GODを観
たいから」と、終わったらすぐに取材部屋を出て行きましたよ。
「そうだったのか! たしかにステージの袖にフレッドがいたよ。実はLIMP
BIZKITの“Gold Cobra”のPVに出ていたスケーターが、俺の友だちでも
あってさ。今回はそいつもKNOTFESTに合わせて日本に来ていて、いっ
しょに俺たちのライヴを観てくれたんだ。フレッドもフレッドで忙しいはず
だから、観てくれるとは思わなかったな。うれしいよ」

――ステージで、SLIPKNOTはもちろん、LIMP BIZKITやPAPA ROACH、
それにCrossfaithなんかの名前を挙げて、称えていましたよね。普段から、
フェスのときはほかのバンドも観るようにしているんですか?
「Crossfaithを観たかったし、会場に着いてから、メンバーとエレベーター
で会ったりもしたんだけど、俺たちは彼らのすぐ後の出番だったから、準
備やウォームアップもあって観られなかったんだ。しかも今回はライヴの
間が10分しかないから、全然時間がないんだよ。本当はSLIPKNOTも観
たいんだけど、今日は自分たちのライヴも終わったし、取材がすべて終
わったら、渋谷で写真を撮ったり、ラーメンや餃子を食べたりしにいくつも
りなんだ。大阪でたこ焼きも食べたいな。日本に来るのは久しぶりだし、今
回は滞在時間も短いから、好きなものをできるだけ楽しみたいんだ。まぁ、
SLIPKNOTもLIMP BIZKITもPAPA ROACHも、またアメリカで観るチャン
スはあるだろうし(笑)」

――そういえば、日本にはいきつけのお店がいくつかあるんですよね。日本
に来る機会はなかなかないから、好きなものを楽しむことを最優先したと(笑)。
「たとえば俺たちが夏にヨーロッパをツアーするときなんかは、イギリス、ドイ
ツ…といった感じで国ごとのフェスティバルを廻る形になるんだけど、そのお
かげでアメリカにいるときよりも、友だちやバンド仲間に会えたりするんだよ。
でも日本は小さい国だし、こうやってフェスに出るか、数回の公演で終わりだ。
それに明日は台湾に行く予定だから、時間がほぼないに等しい。だからとに
かく満喫することを選んだというわけさ」

――台湾でもライヴがあるんですか?
「ほかのメンバーはアメリカに戻るんだけど、俺だけ台湾でCHTHONICの
映画に出るんだ。詳しい話しは向こうで聞くんだけど、どうやらカンフーのコメ
ディ映画みたいでさ。英語をしゃべる役が俺だけらしいんだ。撮影が終わっ
てからも台湾には2週間くらい滞在する予定なんだけど、後から俺の(日本語
で)“オクサン”も合流するから、いい休暇になりそうだよ」

――そういえば、LAMB OF GODが活動を休止するらしいという噂が流れた
んですよね。それもあって、今回のKNOTFESTは見逃せないと思っていた
人も多かったのですが、実際にはどうなんでしょう?
「マジかよ(笑)。活動休止なんてするわけないよ。たしかに今年(2014年)の
1月に南アメリカにツアーで行って、その後をバンドとしてはオフ期間にはし
た。その間に俺は本を書いていて、それが期間としては8ヶ月くらいだったか
な。それからまたみんなで集まってリハーサルをして、こうして日本に来た
というわけ。俺が台湾から戻ったら、次のアルバムの曲作りを始める予定だ
よ。だから休暇をとっていたのは事実だけど、それが間違って伝わってしま
ったのかな」

――それを聞いて安心しました。それじゃあ、これから制作に入るという次の
アルバムは、どんな方向性になりそうですか?
「そりゃあ、最高の作品に決まっているさ(笑)」

――そうじゃなくちゃ困ります(笑)。まだまだ構想は明かせない感じですか?
「まさにLAMB OF GODの作品になることは間違いないよ。そうだなぁ…今回
はJ-POPな方向に進むのもいいかもしれないな(笑)。タイトルは『カンチョー』
だ(爆笑)」

――またまた…(笑)。そういう変な日本語を、どうやって覚えるんですか?
「いつだったか忘れたけど、妻との会話のなかでいつのまにか出てきていた
んだよ(笑)。雑誌か、テレビででも観たのかもしれないな。子どもの遊びとい
うか、いたずらなんだってね。音の響きも面白いし、一発で覚えたよ。実は今
日もライヴ中、ステージ脇にいたスタッフに一発カマしてやったんだ(笑)」

――じゃあ、LAMB OF GODのカンチョーなJ-POP作に期待ということで(笑)。
でも新作がどんな内容であれ、リリース後には日本ツアーをやることを約束
してくださいよ。今回は短い持ち時間だったので、またフルセットのライヴが
観たいですし。
「もちろんさ。まだ予定そのものはわからないけど、2015年のうちには必ず
行きたいね。とはいえ、曲作りもアイディアを練っているところだからさ。まだ
なんとも言えないけど、必ずまた来ると約束するよ。そのときのタイトルは、
カンチョー・ツアーだな(笑)」


text by Yusuke Mochizuki
translation by Mariko Kawahara


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