待望の新作、ついに今春ドロップか!?
フレッド・ダーストに聞いた!

LOUDPARK 11参戦以来3年ぶりにKNOTFEST JAPAN 2014
出演でLIMP BIZKITが再来日した。与えられた取材時間は
たったの10分。時計を気にしつつフレッド・ダースト(vo)に、
とにかく聞けるだけのことを聞いた。

――前回、2011年に来日したときはLOUD PARKに出たほか、単独公演も
やったよね。あのときのことを今も覚えてる?
「あぁ、憶えてるさ。あのときもインタヴューを受けたよな。だけどオレにとっちゃ
ただのライヴにすぎないよ(笑)。(GrindHouse magazineのバックナンバーを
眺めながら)お、HELMETが載ってる」

――前作『SEEING EYE DOG』を弊社のレーベルより発売し、久方ぶりに来
日もしてもらったんだ。彼らとはつき合いも長いし、ずっーとフェイバリットバン
ドのひとつなんで。
「イイねぇ、オレも彼らのことは好きだよ。実はオレたちもレーベル移籍を考え
ててさ。数社からオファーをもらってる。どこと契約するか、もうすぐ決めるよ」

――ここ数年、ツアーやフェスティバル出演を精力的に行ってきたけど、201
2年にはDJリーサルが脱退したね。どういう理由で?
「うーん…とりあえずヤツにヒマを与えてやろうと思ってさ」

――え? 音楽的な理由とか? それともほかになにか事情が?
「この件に関しては、オレたちの間に止めて、一切口外しないことに決めたんだ。
まぁ、とにかく、オレたちはアイツの幸運を祈ってるよ」

――現在、新作を制作中とのことだけど? 現時点じゃ“Ready To Go”などが
公開されてるけど…けっこう時間かかってない?
「そんなに時間はかけていないよ。まだ完成はしてないけどさ。2015年になるの
を待ってたんだ。というのも、オレたちは2015年にバンド結成20周年を迎える。
だから次作はそれを記念する作品となるわけさ。長~い時間がかかってる理由
がわかっただろ? ただ、そのときを待ってただけなのさ」

――プロデュースはロス・ロビンソンが担当してると聞いたけど?
「イヤ、それは違う。ロスはプロデューサーじゃない。どっからそんな噂が出てき
たんだろう…。確かにロスとはしばらく一緒にいろんな実験をやり、うまくいくかど
うか様子を見てたけど、結局今回は一緒にやらないことにした。今は自分たち自
身で作ってるよ。DIYさ。で、今までとは全然違う内容の作品になる」

――どのくらい違うの?(笑)
「そうだなぁ…とても率直で、かつエクスペリメンタルな作品だと言えるだろうね」

――そりゃイメージ湧かない(笑)。
「あぁ、湧きっこないよ(笑)」

――だけど先の“Ready To Go”は、いかにもLIMP BIZKITなオールドスクール
なチューンだったじゃない。
「イヤ、“Ready To Go”は次作には入らない。あの曲は単発ものだった。そのと
き契約してたCash Money Recordsのために作ったんだけど、もうオレたちは
あのレーベルには所属してないからさ」

――Cash Moneyというレーベル名は、いかにもっていう感じの名前だったけど(笑)。
「スタッフたちもみんなクールだったよ。みんな大好きだったし、なにか問題があっ
たわけじゃない。だけど“Ready To Go”のほか数曲作り、契約を満了したんだ。
そして、これからは新しいレコード会社にいくというわけさ。ただ、どこを選ぶかは
まだわからない」

――前はバンドとしてGeffen/Interscopeに所属し、フレッド自身もマーケティング
を担当してたじゃない。当時と比べると、今音楽業界はものスゴく変化したよね。そ
ういう時代下でもLIMP BIZKITはいろいろなレーベルからオファーを受けてるし、
再び新しいステップを踏み出そうとしてる。バンドにメジャーでもインディーでも自
主制作でも、と選択肢がたくさんあるっていうのはイイことだね。
「そう、とてもハッピーさ。オレたちはイイ立ち位置にいると思う。ただ、実際に契約
書にサインをするまではじっくり時間をかけたい。レーベルのヤツらとつき合って
みて、本当にオレたちに合ってるかを見極めたいと思って。たぶん春先あたりに
新しいレーベルから次作を出すことになるんじゃないかな」

――これまでDJリーサルやってたスクラッチなどのプレイは今晩どうするの?
「それはサプライズさ!(フランコ・キャリコがツアー要員としてステージに上がった) 
じゃなきゃ面白くないよ。ところで、LAMB OF GODのライヴは観にいく? もう
すぐ始まるけど」

――もちろん! それでは最後に、フレッドは最近どんな音楽を聴いてるの?
「ありとあらゆる、いろんなものを聴くよ。その日その日の気分によって変わるね。
エクスペリメンタルなものも聴く。オレは驚かされるのが好きなんだ。想定外のも
のにね。シンプルな音楽も好きだけど。すごく複雑でエクスペリメンタルなものも
好きだし、なんでも好きだよ」


text by Hiro Arishima
translation by Sachiko Yasue


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