あまりにも強烈すぎるライヴパフォーマンスを再度体感させられた夜!



昨秋発行のGrindHouse magazine Vol.104に初めてSOUNDWITCHの記事を執筆し、掲載した( vol104 )。
その理由として彼らの音楽が非常に高いクオリティを誇るもので、かつとても自分好みということもあるのだけど、と同時にライヴパフォーマンスがあまりにも強烈すぎる、ということもデカかった。「音楽メディアの端くれとして、彼らのことをこれまで以上に多くの人たちに知ってもらいたいし、むしろ伝え届け、広げていかなければならない!」と即、直感的に思った。こういうふうに思えるバンドにはそう滅多にお目にかかれるもんじゃない。

バンドの活動歴は長いも、自分が彼らのライヴを初めて観たのは昨年9月1日の厚木Thunder Snakeでだった。日頃行動範囲とする都内中心部から厚木へはけっこう距離がある。しかし、「(昨)年内はもう都内でのライヴはないかもしれない」との前情報を耳にした。正直、最初は少々躊躇したけど、それでもどうしても観たかったんでいくことにした。

移動する時間がちょうど夕方のラッシュアワーにぶつかった。新宿からの急行電車内はかなりの混雑っぷりで自分的には着くまでに相当時間がかかった、と思えた。その間心んなかじゃずっと「なにこの混みよう? 遠いなあ、早く着かないかなあ」とつぶやいてた(苦笑)。で、現地に着くや「ああ、早くもひと労力浪費したわな」と(笑)。

が、しかしなんである。彼らのライヴパフォーマンスを目の当たりにし、体感した途端、そんなブツクサは速攻どっかに吹っ飛び、「わ、スゴっ!」と口をアングリ開けっぱ状態に(笑)。根音からしてのズ太さ、鋭い整合感などが相まって間断なく放たれてきた破壊力に完全に圧倒され、即座にトバされた。久しく味わってなかったその感覚にほだされ、9月16日には今度は名古屋3 STAR IMAIKEまで観にいったほどだ。JPバンドで自分がこういう動きをとったのはこのときが初めてだ。



でだ、「(昨)年内はもう都内でのライヴはないかもしれない」と言われてたものの、もう1回あった。それが12月1日の渋谷CYCLONE公演だった。それも60分という通常よりも長尺セットだった。ライヴパフォーマンスは前5曲入りEP『EROTICA』(2015年)収録曲"Without"でキックオフされた。相変わらず、彼らのライヴパフォーマンスは"強い"。

もちろん曲によっては彼らなりの"繊細さ""わかりやすさ""優しさ""静かさ"というようなものも顔を覗かせるのだけど、とにかく徹底して"強さ"を貫き、放ち続け、観る者を瞬時にして説得し、グイっと惹きつけるのだ。Twin(vo)、Dragon(g)、Matsubai(b)、Maiden(machine)、Yuki(ds)がものの見事にひとつとなり、一枚岩状態でときにたたみかけ、またときに扇動し、躍動する。 これは相当なレベルにあり、長年ライヴやツアーを重ねてきた賜物であると同時に、彼らがなおも進化・成長・発展をとげていく"力"を十二分蓄えてることのなによりの証拠にほかならない。

Twinの曲によってキャラが変る表現力、歌唱力の多彩さ、豊かさなどはまさに比類なきもので、彼女ならではの個性だ。途中、彼女が踏み外してステージから落ちるというアクシデントがあったけど大事には至らずで、60分のセットを大いに楽しむことができた。

SOUNDWITCHの音楽を自分は勝手にエレクトロ刷り込み、もしくはまぶしのヘヴィロックと呼んでる。メタル、ヘヴィロック、インダストリアルミュージック、ゴシック、エレクトロほかたくさんの音楽からの影響を吸い込み、自己消化して表現したものだ。とことんカッコいいし、ヘヴィかつ妖艶で、ダークでダンサブルでもある。ぜひ彼らの音楽に触れてほしい。そして、ライヴも体感してほしい。"虜"となるリスナーが出てくること間違いなしだ。


文・有島博志
写真・外舘翔太

 SOUNDWITCH
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