質のいいメタルとも形容すべきサウンドを聴かせる『Silence of the Raven』が満を持して全国流通開始!遂に白日の下に!

茨城メタルヘッドSpirytusの新EP『Silence of the Raven』が2月21日より全国流通開始となる。それにあわせ、Wild side Tokyoで行われた先行リリースパーティの模様をお届けする!

この夜のライヴ終演後、YOSHIKI(vo、g)に楽屋で挨拶した時これまでみたことのないようなの満面の笑みだった。極めつけの一言は「ラーメン二郎食べましょう!」だった(笑)。
終演後にこんな嬉しそうなメンバ-を初めてみた。それほど新EP『Silence of the Raven』を発表できたことが嬉しかったんだろう。

この日の対バンの顔ぶれはTYRANT OF MARYやSiCXなどリフとメロディに重きをおくメタルバンドが出演した。
定刻より10分ほど過ぎた21時35分頃、ステージが暗転し、下手にYuta (b)、中央にYOSHIKI、上手にTOSHI(g)、そしてこの日のサポートードラマーは元全国区競泳選手のあおのりだった。

壮大なSEが流れ始め、YOSHIKIの威勢のいい掛け声「いこうぜ!東京メタルヘッド!We are Spirytus!!」とともに新EPからのスラッシュチューン"Moment of Rebellion"で強靭なリフと共に幕を開けた。
なんというか、新EPが満を持して聴いてもらえるという嬉しさもあってか、演奏自体もいつもより何十倍も力強く、気合いが入っているように感じた。

ダウンテンポながらもメロディフックの強い"Immortal Suffer"では場内が人差し指と小指を立てるメロイックサインを掲げる姿が数多く見られ冒頭にも関わらず、最前列ではヘッドバンキングする女性もいるなど、場内はいきなり盛り上がりをみせた。



結成当初から感じてきた怒りや悔しさをバネに反撃するという、メタルならではの反骨精神、ハングリー精神を込めた上質なリフが炸裂する"Genocide"では普段よりテンポが1.5倍マシになり、4人が一丸となって総出で襲いかかってくる。"恐ろしさ"や"胸のうちから炸裂する怒り"を感じさせた。

間髪入れず、メンバー自身が渾身のリフと称し、タイトルにもなっている"Silence of the Raven"を披露。ラスト"Final Decision"で締めくくろうとするもののフロアは納得せず、メンバーがステージから去っていないにも関わらず、終始、怒号(なぜか)や終演を悔やむ声が聞こえてきたのち、メンバーが再びステージに登場。

"Emotional Scars"では客とバンドがより一体となり、合唱が起き、拳をあげるなど、さらなる盛り上がりをみせた。
いつものライヴハウスとはひと味もふた味も違う、茨城県つくば市の空気を十分に放った空間だった。なによりもメンバー全員が笑顔で演奏していたことが印象的だったし、感慨深かった。

自分がこのSpirytusに出会ったのは、2017年5月5日の立川BABELでだった。その時からバンドを追いかけてきた。当時は、まだ未熟というかバンドのパワーというものを上手く扱えていない、という印象が拭えなかった。が、しかし、今日までにライヴを重ね、幾多の問題を乗り越えたバンドは今、確実に成長している。
新EPの制作もかなりの難産だったみたいだ。それだけに期待値をはるかに超える作品を作ってきた。正直一聴したときはビックリした。

今、Spirytusはバンドとしてターニングポイントを迎えている。J-ROCKをはじめとし多方面からの影響を受けつつもメタルに対する強いリスペクトを感じる。
きっと今後の日本のメタルシーンを牽引していく存在になってくれるだろう。
そして、21日から全国流通開始となる『Silence of the Raven』も是非手にとって聴いてほしい。
新進気鋭のSpirytus、今後の活躍が楽しみだ!





photo by mio