昨年4月に結成10周年を迎え、自らの過去、
現在、未来を見つめ直した答えを体現


Northern19が、約9ヵ月ぶりの5thフル・アルバム『DISCOVERY』を6月25日
にリリースする。
昨年の前ミニ作『FOR EVERYONE』に引き続き、BBQ CHICKENS、FUCK
YOU HEROESのドラマーとしてもお馴染みのAndrewをエンジニアに迎え、
全12曲を収録。瑞々しくポジティヴな疾走感に、心を優しくかき鳴らすメロディ
が相まった佳曲、好曲のオンパレードで、昨年、結成10周年を経たことで自
らの過去、現在、そして未来を見つめ直した答えを“発見”とタイトルされた一
枚に体現した。それこそ各曲にはNorthern19をスタートさせた19歳の頃から
変わらない音楽への衝動、さらには10年間走り続けてきたからこその喜怒哀
楽が息づき、“俺たちはこれからも頑張っていく”といった新たな決意も、随所
ににじむ。

オープニングを飾るのは、タイトルもズバリな“START AGAIN”。この曲は4月
26日に開催された、GrindHouse主催のライヴ・イベント「pre-GrindHouse
jamboree Vol.3」でもいち早く披露され、一曲目から明日へとこちらをも鼓舞
する。続く“WINDING ROAD”は1分半にも満たないショート・ナンバー。軽快
にディスク上を駆け抜けるとともにシンガロングなメロディが印象的で、ライヴ
ではモッシュと大合唱でカオスな盛り上がりを見せることになりそうだ。また、
“DIVE”には思わず「メロコア、ポップ・パンクのツボを分かってらっしゃる!」と声
を上げてしまい、センシティヴに自問自答を繰り返す「MOURNING RAIN」も
力強く胸に迫った。

加えてDVDには、4月に地元の新潟LOTSにHawaiian6やlocofrankらを迎え
た、自主企画イベント「TOKI ROCK NIIGATA 2014」からのライヴ映像やオフ
ショット、メンバーによるコメント等を収録。そういった意味では、音楽に対して
飾らず真っすぐな3人を多角的にとらえた作品(?)と言うこともできる。

7月16日からは新潟GOLDEN PIGS BLACK STAGEで行われるワンマン・ラ
イヴを皮切りに、本作を引っさげたツアーもスタート。やはりNorthern19はラ
イヴ・バンド。それだけに今作に込められた熱い思い、そして叩き上げのダイナ
ミズムは肌で直接感じ取ってほしいと思う。


文・兒玉常利 / text by Tsunetoshi Kodama


 Northern19
 『DISCOVERY』
 6月25日発売