マスクの下に隠された傷だらけの心を
曝け出した、ヘヴィでダークな新作!!


ご存知の通り、2010年5月にオリジナルメンバーであり、バンドにおける精神
的支柱であったポール・グレイ(b)が急死。そして昨年12月にジョーイ・ジョー
ディソン(ds)が離脱と、メインソングライターであった二人を欠いてから初とな
るSLIPKNOTの通算5作目となる新作が遂にリリースとなる。正直なところ、
いったいどんなサウンドになるのか、不安も感じていたのだが、先行して発表
された“The Negative One”、ファーストシングルの“The Devil in I”を聴いた
時点で、不安は吹き飛ばされた。SLIPKNOT以外の何者でもない、音の塊で
めった打ちにするかのようなサウンドだったからだ。

そういうわけで、少しの不安もなく本作を聴いたのだが、その完成度は想像以
上で「猟奇趣味的激烈音楽集団」の面目躍如な、ヘヴィでダークなものに仕上
がっている。重厚なギターリフとリズム、不気味さを演出するSE、切れ味抜群
のスクラッチ、そしてこれまで以上に感情的なヴォーカル。憎悪の塊のようだっ
た2nd『IOWA』を彷彿とさせるブルータリティで攻めながらも、メロディアスな部
分はしっかりと聴かせ、様々な感情を見事に表現していく。先の2曲のほかにも、
復活を高々に宣言するかのようなヘヴィチューン“Sarcastrophe”、SLIPKNOT
流レクイエムともいえるバラード“Goodbye”、ライヴ映えしそうな“Custer”など
聴きどころ満載だが、欠けたピースを埋めるが如く、メンバー各々の音がアル
バムを通してしっかり存在感を持っているところに、バンドが哀しみを乗り越え
て前進しようとする強い想いが感じられる。

本作リリースから約1ヶ月後、KNOTFEST JAPAN 2014で再び日本の地を踏
むSLIPKNOT。本作をしっかり聴き込んで、生まれ変わった彼らを全身で体感
したい。


text by Shinichiro Matsunami

新作『.5: THE GRAY CHAPTER』リリースに合わせ、SLIPKNOTが表紙に
登場のGrindHouse magazine Vol.86をタワーレコード10店舗にて追加
配布決定!!

新宿
渋谷
池袋
秋葉原
横浜ビブレ
大阪マルビル
梅田NU茶屋町
名古屋近鉄パッセ
名古屋パルコ
仙台パルコ

※数に限りがございます。



 SLIPKNOT
 『.5: THE GRAY CAPTER』
 10月15日発売

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