DISTURBED、完全復活!! 
シーン復帰作で見せつけるその存在感とは!?


突然の活動休止宣言から、早4年。リフレッシュし、パワーを取り戻したDISTURBEDが、ついに蘇るときがきた。久しぶりの作品となった新作『IMMORTALIZED』は、まさにDISTURBED以外の何物でもないアルバムなのだ。

2作目『BELIEVE』まで行っていた、メンバー同士で顔を突き合わせて作業をしていくというプロセスに戻して制作された本作。お互いのアイディアに即座に対応できるとのことで、メンバーたちもかなりの手ごたえだったそうだ。高くそびえる壁のようなサウンドとグルーヴ、デイヴィッドのコブシの効いたあの歌唱法…DISTURBEDのサウンドであることは間違いないのだけど、これまで以上に、とても生き生きと聴こえるのだ。先に初期の制作方法に戻した…と書いたが、作風そのものは活動休止前の作品で顕著だった重量感とメロディを踏襲した印象だ。とはいえサウンドが若々しいというか、初期のバネの強さが戻ってきているような感覚を覚える。

同時に、新しいことにも挑戦している。たとえば“The Light”で聴ける、明るく広がっていくようなメロディは過去作ではありえなかったものだ。デイヴィッドも「アグレッシヴに歌いながらも、ヴォーカルのトーンを意識した」とのことで、その歌唱力を最大限に生かしている。それがもっとも顕著なのが、SIMON & GARFUNKELのカヴァー“Sound Of Silence”だ。ヴォーカルとピアノ、そしてオーケストラで構築したこの曲、儚く、美しく、感動的だ。原曲の哀愁を忘れずに、バンドの表現力と引き出しの多さを見せてくれる。

デイヴィッドが言うところの「眠っていた怪物が目覚めるときがきた」という本作。DISTURBEDというバンドのポテンシャルを強烈にアピールする1枚だ。これをもっての、2009年にキャンセルとなったままの日本公演を願わずにはいられない。



text by Yusuke Mochizuki

 DISTURBED
 『IMMORTALIZED』
 8月19日発売