FOO FIGHTERS is back! 復活作は、
パワーと円熟味が交錯する新たな名盤!!


お帰り、FOO FIGHTERS! もうその一言に尽きる。2012年のまさかの来日
キャンセルの後、突然活動休止を宣言した彼ら。カムバックだけでなく、活動
開始20周年を祝うにもふさわしい作品を持ってきてくれた。

バンドとして8枚目のアルバムであり、8曲入りであり、アメリカを代表する8都
市でレコーディングし、8組のゲストミュージシャンを迎えた本作『SONIC HI-
GHWAYS』。何かと「8」づくしなのは偶然だそうだが(笑)、こういう妙な偶然が
連なっていく作品が、最高でないはずがないのだ。

やはりFOO FIGHTERSだ。デイヴ・グロール(vo,g)の熱っぽい歌声を軸に、
ハードにドライヴするロックンロールは普遍。“The Feast And The Famine”
をはじめ、“Outside”、“In The Clear”あたりは、まさに期待通りのFOO FIG-
HTERSだ。
その一方で、よりレイドバックしたとでも言おうか。サウンドにリラックスした空
気感も漂うようになってきた。以前からあったバラードやアコースティック曲で
はなかった、渋みや円熟味のようなものも醸し出されている。

また前述の通り、8人のゲストミュージシャンが参加しており、CHEAP TRICK
のリック・ニールセン(g)をはじめ、誰もがキャリアも実力も申し分ない面々だ。
だが誰ひとりとして自分の色を主張するのではなく、あくまでFOO FIGHTERS
の曲に華を添えることに徹している。もともとの楽曲の魅力と相まって、さらに
スケールの大きな作品に仕上がった。

8曲入りのアルバム…と聞くと曲数が少ないと感じるかもしれないが、全体的に
長めの曲も多く、起伏にもバラエティにも富んでいるので、聴き応えは充分だ。
僕たちの大好きなFOO FIGHTERSの復活を祝うとともに、キャンセルのままに
なっている来日を一刻も早く実現させてほしい。


text by Yusuke Mochizuki


 FOO FIGHTERS
 『SONIC HIGHWAYS』
 11月12日発売

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